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3月 5, 2015 by Dhiraj Gurung

パリ・モーターショー 2014

10月は、世界でも最も古く、かつ重要なモーターショーの一つである、モンディアル・ド・ロトモビル(パリ・モーターショー)の季節です。同ショーの歴史は1898年にまで遡り、2年に一度、開催されてきました。本年のパリ・モーターショーに出展されるモデルのいくつかをご紹介しましょう。

VovoのXC90は、その登場から程なくして、大ヒットモデルとなりました。しかし、デビューから12年が経過し、後継モデルの投入が長く待ち望まれていました。Volvoの新しいデザイン言語を反映した大胆なスタイリングと、伝統的なスカンジナビア様式のインテリアをもち、隅々にまで高質な素材をあしらい、イノベーティブな安全装備を備えた新型XC90は、本年のパリ・モーターショーのスター・モデルの一つになるかもしれません。

ここ数年、各メーカーが積極的に取り入れてきたエンジンのダウンサイジング。新型XC90もこのトレンドにならいました。T6 AWDバージョンは、316hpを発揮するターボチャージャー+ スーパーチャージャー付2.0リッターエンジンを搭載し、3.0リッター6気筒エンジンを積んでいた旧T6よりも、大幅な燃費効率の改善が予想されます。また、この2.0リッターターボ/ スーパーチャージャーエンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力は400hpを数えながら、CO2排出量を60g/kmに抑えたプラグインハイブリッドバージョンもラインナップに加わります。

Electric Vehicles Graph

もう一台、重要で、その登場が待ち望まれていたモデルがJaguar XEです。このセダンは、2009年にX-Typeが生産終了となって以来、空白となっていたJaguarブランドのエントリーレベルを担うモデルとなります。XEはアルミボディ(ボディの75%以上がアルミ合金)を与えられ、「Ingenium」と名付けられた新しく、効率の良い4気筒エンジンと組み合わされることで、ディーゼル燃料バージョンの場合、CO2排出量は100g/kmを下回ると言われ、最も燃費性能に優れたJaguarとなります。

Engine Litre

もちろん、もっとパワフルな車を求めるドライバーのために、F-Typeにも用いられる6気筒エンジンを搭載したバージョンも用意されます。豊富なエンジンバラエティと、Jaguarならではのラグジュアリーとスポーティネスを備えながら、最も安価なモデルでは30,000英国ポンドを切るとも噂されるバリューモデルは、同ブランドのセールスを著しく押し上げるものと期待されます。

Cylinders

Mazdaも新型MX-5(米国名: MX-5 Miata; 日本名: ロードスター)を出展します。同モデルは、世界で最も売れたロードスターの、第4世代目となります。薄い高張力鋼板で造り上げられた新しいプラットフォームを与えられ、旧モデルに比べ100kgもの重量を削ぎ落とすことに成功しました。動力源としては、Mazdaの (軽量とシンプルさを特徴とする) SkyActivテクノロジーを適用した1.5リッターと2.0リッターのガソリンエンジンが用意されると言われております。意外なことに、Mazdaはダウンサイジングターボのトレンドには乗らず、新型MX-5には自然吸気エンジンが搭載されます。このことは、エンジン生産のコスト低減という面においては、有利かもしれません。

Turbo

燃費効率を追求するトレンド – 各国政府の厳しい環境規制に刺激された – は益々、強まっていると言えそうです。多くのメーカーがエンジンのダウンサイジングを進めており、中には2気筒や3気筒といったエンジンも現れていますし、気筒休止機構やアイドリングストップ機構、ハイブリッド化、軽量プラットフォーム、ツインターボ、直噴エンジン、流線形の空気抵抗低減ボディなどなど、低燃費技術の採用も広がっています。今回のパリ・モーターショーは、これまでよりも更に、エキサイティングなものとなるはずです。

記事中のチャートは、ヨーロッパ「ビッグ5 (フランス、英国、ドイツ、スペイン並びにイタリア)」市場のデータに基づき、作成しております。

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