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12月 18, 2017 by Yoshihito Aoyagi

Emissions targets: where is the automotive industry heading?

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欧州の自動車産業では、NEDCに変わる新たな排出ガス・燃費の試験方法であるWLTP(the Worldwide Harmonized Light Vehicle Testing Procedure)が、注目を集めてきており、その具体的な内容や影響(例えば、既に生産されている車両への対応や、NEDCによる測定値との差異の程度等)についての動向をうかがっている。

しかし、自動車産業はWLTPのみに注目すべきではない。昨今では、各国、ヨーロッパ、そしてグローバルの政策立案者が、大気汚染物質の排出量を減らすための様々な規制法案を通過させている。WLTPの導入は、それらの排出ガス削減に向けての活動のうちの一つに過ぎない。WLTPはその導入の影響により、自動車の動力機関にイノベーションを起こすきっかけになるかもしれないが、それ自体はただの試験方法に過ぎない。

よって自動車産業は「WLTPにどのように適用するか」を考えるのではなく、「次の30~40年で要求される排出量削減に対してどう準備ができるか」という問いに対する回答を持つことが必要になる。

このWhitepaperは、WLTPへの移行による影響、様々な排出規制に適合するために自動車産業が短期、中期的に考えうる技術や電気自動車へのシフトの実現性について論じる。

 

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jato-wltp-whitepaper-the-future-of-the-car-industry-as-wltp-bites-japan